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31 oct. 2007

Espagne 31/10


何はなくとも絵がある。
何もする事ないから絵を描く。
どっちも、である。



鼻水が止まらない。
なんと言うか、すべてにおいてやる気が失せるものだね。
今日は曇って太陽もないし、今は、言ってしまえばガウディもピカソもミロもその他もろもろも、どうでもいい。


カギカッコ型の面白いビルだけど、鼻水には勝てない。


海辺で朝飯を食べつつ、体を鍛える人々を見ながら自分のこの鼻水を呪う。
海風は冷たい。


壁の笑ってる漫画の顔にみえた何かは、どうでもよすぎて鼻水とは痛み分け。


と言いつつ、グエル公園に行ったらなかなかどうして面白く、
ガウディは面白い空間を作る人だなあ。
ガウディに限らず、バルセロナはベンチも大きく、道ばたの公共空間に余裕があって一休みしやすい。もちろん、観光場所中心に見てるので全体は分からないけれど、なんとなく空間が開いてる感じがして心地よい場所が多い気がする。
パリのそれは時々、とても囲われてる感じがするのです。





公園の後ろから入って、入り口から出る。

遅く行って入れなかったサグラダ・ファミリアは思ったより小さかった。
中に入ったらまた印象変わるかな、と思いつつも結局、この旅ではついぞ入らなかった。たぶんまた次の機会に。


旅というものは居場所がないものだ。常に動き続けなきゃいけない。
こういう時、公園や海やおっきな自然は格好の逃げ場になる。それだけってのもなんだかなあと、少しは金を使ってサグラダ・ファミリア横のマックなどに入ってみる。パリでも滅多に入らないのに。
ファーストフードはまた、程よく公的で無関心で入りやすい。
ハンバーガーを頼んだつもりが鳥のから揚げが出てきた。どっちみち温かいコーヒーが飲めれば良かったので美味しくいただいた。
横で着々とお誕生日会のようなものの準備がされていく。子供らがはしゃいで、何人かの客が出入りする。そんな光景を眺めつつ、コーヒー片手にいくつかスケッチし日記を書きとめ、マックを出た。
最近良く思うんだけど、僕のこういう行動パターンはとても、独り身の老人の行動パターンに似ている気がする。


そろそろこういう、ぽつん一人旅も微妙、、、と思いつつ、今回の旅を続けてる。
まあ分かってはいるんだ。一人旅でもぐいぐい中に入っていける人はいる。僕はただ、好むと好まざるに関わらず一人で旅する事が多く、それにしては気が強くないだけなのだ。